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2024.6.6[THU]

【退団選手メッセージ】吉沢文洋選手 Message from Fumihiro Yoshizawa

【退団選手メッセージ】吉沢文洋選手 Message from Fumihiro Yoshizawa

2023-24シーズンで静岡ブルーレヴズを退団となりました吉沢 文洋 選手からファンの皆様へメッセージが届きました。

改めまして、在籍期間中の多大なるご支援・ご声援誠にありがとうございました。

吉沢 文洋  Fumihiro Yoshizawa


ポジション:スクラムハーフ (SH)

生年月日:1991年10月24日

身長/体重: 172cm/76kg

出身:長野県

経歴: 上郷ラグビースクール→飯田高校→筑波大学

在籍年数:2015年~2024年(9シーズン)

ヤマハ発動機ジュビロ/静岡ブルーレヴズでのラグビー生活を振り返って

今の率直な気持ちは、結構すっきりしていて、やりきったという想いでいます。

ラグビーを始めたのは小学校2年生。25年間のラグビー生活でしたが、ヤマハ発動機ジュビロに入団してからの9シーズンは、ラグビー…のこともそうなんですが、ラグビーを通じて今後の人生に活かせることを学ばせてもらったと感じています。今後生きていく中で「こういう風に生きていきたいな」というテーマのようなものを感じられました。

ラグビー競技面では、たくさんありますが、ラグビーは本当に考えなくてはいけないスポーツだなと感じたし、もっと早くそれに気づけたらよかったかなと思います。入団当初は「ヤマハスタイル」を言われた通りにやることに精一杯で、それを自分の中でかみ砕いて落とし込むことができていませんでした。

ヤマハ発動機ジュビロ/静岡ブルーレヴズで一番印象に残っている試合や出来事

試合で印象に残っているのは、昨シーズンのナイター秩父宮でのキヤノン戦です。最後は怪我をしてしまいましたが、それまであまり試合に絡めなかったのですが、もがいて自分のやるべきことを積み重ねた結果、試合メンバーに入ることができました。この試合は家族も現地に見に来てくれて。現地でプレーしている姿を見せられたのは本当に嬉しかったです。妻の多大なサポートがなければここまで続けてこられませんでしたし、昨年生まれた子どもにも頑張る活力をたくさんもらいました。家族には本当に感謝しています。

チームの仲間は、先輩も後輩もとにかく僕をいじってくれて(笑)、親しく接してくれました。家族というか…自分を明るくさせてくれる存在だったと思います。同期は特にそれがあるのと同時に、お互いにラグビーも仕事も刺激し合えた貴重な存在だなと思います。


影響を受けた人は、まずは矢富勇毅さんです。「とにかく考えろ」ということを伝えてもらいましたし、常に頭を働かせてプレーすることの大切さを学びました。今シーズン最後の方は、矢富さんも最年長ですが最後まで居残って僕たちとパス練習もしてくれました。その時間はとても楽しかったし、いくつになっても謙虚にひたむきに取り組む姿に最後まで学びを感じていました。


あとは伊東力さん。公私ともに本当にお世話になりました。大人になってこんなこと言うのも恥ずかしいですが、精神的支柱という感じです。精神が安定することでパスも安定する、逆も然りでそれがスッと自分の中に落ちてきて、気持ちを安定させてプレーすることができていました。


コーチ陣は全員お世話になりましたが、入団当初おどおどしている僕に、清宮監督や堀川さんは優しく接してくださり、ラグビーとはどういうものなのかを教えてくれました。ここまでラグビーを続けられるベースを作ってくださったと思っています。また、大田尾竜彦さんとは一緒にハーフ団を組ませてもらい、厳しさも喜びもプレーをしながら教えていただきました。(有賀)剛さんにはそれこそ「自分で考えろ」ということを常に意識させてくれました。剛さんのサポートやアドバイスのおかげでここまでやってこれたかなと思っています。あと、キッキングコーチのエド。厳しくも温かくも指導してくれたし、けがをしているときに親身になってくれて、今どうやって成長をしていくのかを一緒に考えてくれました。


すみません、挙げ始めたらきりがないですね…(笑)

本当に、僕に関わってくださった全ての方に感謝しています。

ここ数年は怪我をしていたのですが、チーム内でレクレーション担当をしていました。どうやったらみんなが楽しめるだろうか、レクレーションを通じてチーム力を高められるだろうか、という組織や意識を動かすためには、という面でも大きく成長できたかなと思います。

また、去年・今年と、試合に出られないメンバー「モーターズ」のリードもさせてもらいました。モーターズは、試合メンバーたちが勝てるように「相手チームになり切る」必要があるのですが、相手チームの特徴や戦い方を分析して、モーターズのメンバーに落とし込む、という役割をやらせていただきました。自分で試合に出ることができない悔しい想いを持った選手たちをいかに勇気づけるか、いかに一緒に頑張っていけるか、モチベーションを上げながらその中でもいかに自分にフォーカスを当ててラグビーに取り組むか、成長していけるか。すごく難しいことなのですが、それを考える、落とし込む、リードするという大役を務められたのは自分にとってもかけがえのない経験です。

レヴニスタの皆様へ感謝のメッセージ

9シーズン、たくさん応援していただきありがとうございました。熱心に応援してくれる方ばかりで、本当に心の支えになっていました。どんな時でも声をかけてくださりいつも元気をもらっていました。


またブランドマーケティング部の皆様にも本当に感謝しています。こんなに応援してくれるんだな、気にかけてくれるんだなと、日々嬉しく思っていました。直近の先輩方が「吉沢サポーターズクラブ」を作ってくれて、地元飯田市でのトレーニングマッチにもかけつけてくれたりもしました。大きな支えになっていたと、改めて感じています。本当にありがとうございました。


このチームで、この歳まで、熱い青春のような日々を過ごせた自分は幸せ者です。これからは僕もいちレヴニスタとしてブルーレヴズを応援していきます。皆様も変わらずに熱くブルーレヴズを応援していただけたら嬉しいです。ありがとうございました!