2023-24シーズンで静岡ブルーレヴズを退団となりました岡本 慎太郎選手からファンの皆様へメッセージが届きました。

改めまして、在籍期間中の多大なるご支援・ご声援誠にありがとうございました。

ヤマハ発動機ジュビロが日本選手権で優勝したとき、「めちゃくちゃかっこいいチームだな」と思い入団したいと思ったのがきっかけでした。高校の先輩でもある矢富勇毅さんもおられましたし、大学4年の時にスカウトの方に声をかけてもらった時はまさか自分が憧れのチームに入れるなんて、ととても嬉しかったのを覚えています。

入団してからは本当にFWが強いチームだなと。特にセットプレー部分などは「これが日本一のチームか」と圧倒されましたし、最初はけちょんけちょんにされて何度も心が折れました。それでもそんな中で5シーズン頑張ってこれたことは自分の自信になっています。

今シーズンの最初のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦です。僕と、西村颯平さんと、リッチモンド(・トンガタマ)でフロントローでスクラムを組ませてもらったんですが、そこでターンオーバーをすることができ、そして逆転勝利という劇的な試合に出られたのは本当に嬉しい出来事でした。スクラムが強いこのチームで試合に出るということは、強い自覚が必要だと感じていましたし、一本一本しっかり強いスクラムを組もうという覚悟で試合に臨んでいました。

試合以外の部分だと、プライベートでもみんな本当に仲が良いというところです。社会人になり、大人数でお酒を飲んだり食事をしたりする機会ってそんなに多くないと思っていたのですが、このチームは本当に仲が良くて、しょっちゅうみんなでプライベートでもコミュニケーションを取っています。そんなみんなが、このクラブが、本当に大好きです。このクラブを離れるということは、自分で決断したことだけども本当に悲しくて、寂しくて、僕の中で本当に大きな存在になっていました。

僕に関わってくれた人みんなにお世話になりましたが、中でも矢富勇毅さんにはたくさん面倒を見ていただきました。試合に出られない時期に声をかけてくださったり、落ち込んでる時にはごはんに誘ってくれたりと気にかけてもらいました。また長谷川慎さんには本当に鍛えてもらいました。初めてお会いしたのは入団1年目で、日本代表合宿にヤマハから練習相手として何人かで参加したときにまず衝撃を受けて、その次のシーズンにはコーチとしてこのクラブに戻ってこられて、ほんまにへぼかった僕をここまで強くしてくださいました。

また、職場の皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。限られた時間の中での仕事でしたが、ラグビーを優先して頑張ってねと声をかけてもらったり、ミスをした時も温かくフォローしてくださいました。このクラブ同様に、職場の皆様のことも大好きです。

レヴニスタの皆様、いつも応援ありがとうございます。本当に熱心に応援してくださる方ばかりで、日々の練習を見に来てくださったり、試合に出られなくてもどんな選手にも「頑張れよ！」と声をかけてくださいました。

心の距離が近いというか、そんな皆さんの熱い想いに応えたいと思う気持ちが、日々頑張る原動力になりました。

5シーズンをもって退団することとなりました。僕にとってこの5年間はとても濃いものになりましたし、レヴニスタの皆さんが、この仲間が、このクラブが大好きです。

チームを去るということで、寂しい気持ちもありますが、次のステージでも頑張りますので、引き続き岡本慎太郎をよろしくお願いします。ありがとうございました！