NEWSニュース
【退団選手メッセージ】白井吾士矛選手 Message from Atomu Shirai
2022-2023シーズンで静岡ブルーレヴズを退団となりました白井吾士矛選手からファンの皆様へメッセージが届きました。改めまして、在籍期間中の多大なるご支援ご声援誠にありがとうございました。
白井吾士矛 ATOMU SHIRAI
ポジション:CTB
在籍期間:5シーズン (2018~2023)
ヤマハ発動機ジュビロ/静岡ブルーレヴズでのラグビー生活を振り返って
入団してから5年間、振り返ると苦しい時間が大半だったように思います。私は5年間在籍して、公式戦にはたった3試合しか出場できませんでした。試合に出られない期間というのは本当に苦しいんです。家族や友人、職場の皆さん、そしてファンの皆さん、応援してくれる人が多ければ多いほど苦しかったです。応援してくれる方々の期待に応えたい、お世話になった方々に活躍して恩返ししたい、こういった想いと試合に出場できないという現実に挟まれ押しつぶされそうな気持でした。それでも辞めずに続けてこられたのは、仲間に恵まれたおかげだと思っています。迷っていたら道を示してくれる先輩方、何でもさらけ出せる同期、ただただ生意気な後輩たち、全員が最高のファミリーでした。レヴズのファミリーと離れるのは本当に寂しいです。
最後にみんなにこの言葉を贈ります。「フルスピードで走るのが俺の人生だった。だから、お前と俺は兄弟だった。お前も同じだったから。」ウォオオーオ♪
ヤマハ発動機ジュビロ/静岡ブルーレヴズで一番印象に残っている試合や出来事
本気でヴィリーを越えようと挑戦したことが印象に残っています。結局越えられませんでしたが、価値のある挑戦でしたし、そこから目を背けなかった自分を誇りに思います。
ラグビー以外の話でいうと、入団当初の衝撃は今でも忘れません。最も衝撃的だったのは関西出身選手のデリカシーのなさです。特に、矢富兄弟、リキヤさん、コウキさん(現神戸 山本幸輝)あたりはえぐいです。言葉遣いの荒さやあまりふれてほしくないパーソナルな部分にずかずかと踏み込んでくるその様に恐怖を覚えました。でも今ではこれが心地よくて、逆に配慮してくれる人を素っ気ないと感じてしまう病気になってしまいました。あと、カンタの不潔さにも衝撃を受けました。ここには書けないエピソードしかないので詳しくは書けませんが、今では私もすっかりそれに適応してしまいました。こんな環境に5年間もいたので、私はすっかり不潔でデリカシーのない人間へと変貌しました。でも、それはそれで人間としての深みがでたなと感謝しています。
レヴニスタの皆様へ感謝のメッセージ
ヤマハ発動機ジュビロ時代からのファンの方も、静岡ブルーレヴズになってからのファンの方も本当にありがとうございました。ブルーレヴズでは公式戦3試合しか出場できませんでしたし、華々しいラグビーキャリアがあったわけでもない私を応援していただき本当に感謝しています。「あとむ君頑張れ!」「怪我は大丈夫か?」「良いオフロードだったね」「うちの息子も桐蔭なの」など、かけていただいた言葉1つ1つを大事に心にしまってあります。
私はブルーレヴズを離れますが、引き続きレヴニスタとしてブルーレヴズの応援をよろしくお願いします。私自身はまだラグビーを続ける予定ですので、違うチームに行っても「トムニスタ」として私の応援を続けてください。そして、引き続き誕生日にはスタバカードをプレゼントしてください。
今まで本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします!