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今週からビジターゲーム3連戦がスタート。静岡ブルーレヴズは、明日ジャパンラグビーリーグワン第7節、交流戦 NECグリーンロケッツ東葛（以下、GR東葛）との一戦に、敵地柏の葉公園総合競技場で挑む。

前節のホストゲーム第2戦となった、横浜キヤノンイーグルス（以下、横浜E）戦では、第6節 東芝ブレイブルーパス東京戦からアタック、ディフェンスのポジショニングなどは修正され、開始早々から主導権を握ってセットプレーからのアタックで先制。ブルーレヴズらしい試合の入りとなるも、その後イエローカードで2名を欠く横浜Eに対し、有利に試合を進めることができず、またモールによる失点も重なり、悔しい逆転負けとなった。

「チームの成長しているところと、成長の中にも改善が必要なところが見えました。」と堀川監督。

GR東葛戦に向けては、自分たちの戦略の中で全員が常にLINKAGEする（繋がる）ことをテーマに徹底的にコミュニケーションをとって準備をしてきたと話す。

個々のプレイヤーのフィジカルの強さに定評のあるGR東葛に対し、ブルーレヴズが攻守でどんなLINKAGEを見せるかに注目したい。

また、選手自らが前節 横浜E戦でモールに対し失点を重ね、劣勢な戦いをしたことについて、ヤマハ発動機ジュビロ史上でも経験したことのない屈辱だったと振り返ったが、あれから一週間、目を逸らさずに向き合い、もう一度土台を固めて取り戻した強さとプライドをGR東葛戦でぜひとも見せたい。

今節は3シーズン目にして待望のスターティングメンバー入りとなった、この選手に注目したい。

背番号9、田上 稔。

「ビッグチャンスです。」

負けが続く中、3年越しで掴んだ背番号9。チームにとっても自身にとっても、この先のシーズンの行方を左右するとても大事な試合だという事は誰よりも認識している。

入団したのは手術直後。リハビリをしてようやく復帰するも、調子が上がってきたと思うと怪我の繰り返し。それでも努力を惜しまず3シーズン。前節の横浜E戦、後半残り7分間のプレーが、公式戦デビューとなった。

わずかな出場時間だったがもっとプレーしたいという気持ちをより大きく膨らませた。

そしてやってきたチャンス。

持ち味は持ち前のキャラクターでチーム活気づけることと、素早いパス裁きによるゲームメイク。

ブルーレヴズがプレシーズンから取り組んできた新しいスタイルを遂行するために、昨年以上にSH、SOのゲームコントロールと判断、理解力が問われる中、今頭の中はとても整理ができていると自信を持って言える。

グラウンドに入ってしまえば初戦だからなんて言い訳はない。

コンディションも良く、チームのために全てを出しきる覚悟もできている。

試合を前にどんな思いでプレーをしたいか聞いてみた。

「どんなに苦しい時も一人一人に声をかけてチームをドライブできる存在でありたい。」

ようやく訪れたビッグチャンス、ノーサイドのあとにはそのチャンスを確かに掴めたと言えるだろう。

背番号9にどうぞご期待ください。

本試合では、J SPORTSオンデマンドでライブ配信（有料）されます。

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＜リザーブメンバー＞

16. 日野 剛志、17. 岡本 慎太郎、18. 郭 玟慶、19. 三浦 駿平、20. マルジーン・イラウア、21. 矢富 勇毅、22. 鹿尾 貫太、23. サム・グリーン